シェフィールドでパブ三昧・イギリス料理満喫

シェフィールドはイングランド北部ヨークシャーの都市で,産業革命期に鉄鋼業で発展したことから,「Steel City」 と呼ばれる鉄鋼の街だ.ステンレス鋼の実用化とも深く関わり,特に,刃物,工具,カトラリーの生産で世界的に知られる.現在は,シェフィールド大学などを擁する学術都市であり,産業遺産を残しながら,音楽,劇場,パブ,クラフトビール文化も豊かな街になっている.

国際会議 ESCAPE に参加するため,マンチェスター・ピカデリー駅から列車でシェフィールド駅に向かう.乗り換えなしで1時間ほどだ.ただし,列車の本数は少ない.

マンチェスターでは,科学産業博物館を見学した.

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シェフィールド駅に到着し,ホテルまで歩いてから,散策に出掛ける.

とても暑い.マンチェスターと同様,シェフィールドでも Extreme Heat Warning が出ている.

滞在したホテルは街の中心部に位置しており,Sheffield Town Hall(シェフィールド市庁舎)が近い.その市庁舎が途方もなく荘厳で,中世ヨーロッパな感じで,シェフィールドの歴史を感じさせる.イギリスらしい赤色の電話ボックスもある.

市庁舎前の大通りを大群衆が埋め尽くしていた.音楽が流れて,何かアナウンスもしているが,祭りなのか何なのかがわからない.

人混みを避けて市庁舎から遠ざかっていくと,フェンスと藁でガードされた即席の道が見えた.車のようなものが走ってくる.どうもレースらしい.

幟を見ると,「KRAZY RACES」と書いてある.

仮装レースか.猿グループが通って行った.どうやら終了間際に会場に来たようだ.

そのまま北東に向かい,VICTORIA QUAYS(ビクトリア・キーズ)へ.

名前を見て,凄くお洒落な場所を想像したのだが,ほぼ何もなかった.運河,船,そして何軒かの店.人も少なく,ここを歩いていて大丈夫かと思うくらいだ.

シェフィールドを歩いていると,街の至る所にライオンの像がある.

5頭や6頭ではない.とてもたくさんだ.気になるのでChatGPTに聞いてみた.

これは Pride of Yorkshire という公共アート・チャリティ企画のライオン像です。

シェフィールド小児病院、つまり Sheffield Children’s Hospital の創立150周年を記念して、Sheffield Children’s Hospital Charity が実施している彫刻トレイルです。南ヨークシャー各地に、アーティストが彩色した ライオン/雌ライオンの大型像150体 と、学校・地域団体が制作した 小さなライオン像150体 が設置されています。目的は、病院の救急部門改修のための募金です。 

台座にある “Visit prideofyorkshire.org” と “Celebrating 150 years of Sheffield Children’s” はこの企画を示しています。写真の像は、単なる街の常設彫刻ではなく、2026年夏の期間限定のアート・トレイルです。Welcome to Sheffield によると、実施期間は 2026年6月8日から9月8日 です。 

なお、以前シェフィールドで行われた Herd of Sheffield、つまり象の像を街中に置いたチャリティ・アート企画の後継的なプロジェクトと見てよいです。今回のテーマは、名前の Pride が「ライオンの群れ」と「ヨークシャーへの誇り」の両方にかかっています。

病院の救急部門を改修する予算がないのか.日本と似たようなものか.

猛烈に暑いので,パブでビールを飲む.

シェフィールド最初のビールは,市庁舎に近い The Brown Bear にて.

Sheffield Pub Guide には以下のように説明されている.

Brown Bear Public House

The Brown Bear is one of the oldest pubs in Sheffield city centre, dating back to the late 18th century. It is a Grade II listed building and predates the nearby Town Hall. The pub was possibly named after the bear baiting pit that was located in the Botanical Gardens. The pit closed in the 1870s after a child got too close and was killed by the two resident bears.

シェフィールドで最も古いパブのひとつらしい.

The Brown Bear は Samuel Smith’s Old Brewery 系のパブで,口コミでは Samuel Smith’s Old Brewery Bitter (OBB) が美味しいと書かれていた.それが定番らしい.ところが,その定番がないとのことで,Samuel Smith’s の別銘柄をパイントで飲んだ.何を飲んだかは忘れた.£4 くらいだったので安い.

しかし,そのビールの写真はない.

というのも,The Brown Bear はデジタル・デトックス・パブだからだ.店内でのスマホの利用は禁止されている.支払以外では.

なお,Samuel Smith’s は North Yorkshire の Tadcaster にある老舗醸造所で,1758年設立のヨークシャーで最も古い醸造所らしい.

欧州の街なので,当然のように,Sheffield Cathedral(シェフィールド大聖堂)もある.立派な教会だが,あまり特別感はなかった.

市庁舎やパブや大聖堂の建物を見ると,とても古い街並みを想像するが,駅周辺は再開発されており,近代的な建物も多い.そのひとつが,Winter Garden(ウィンター・ガーデン)だ.お洒落な温室?と表現すればいいだろうか.

その Winter Garden で国際会議の Welcome Reception が開催された.通常,Welcome Receptionでは軽食が提供されるが,今回は飲物だけだった.このため,スパークリングワインを飲んで,早めに食事に出掛けた.

美味しそうな店を探してもらい,近くのイタリアンに決まった.

国際会議初日.朝9時から夕方6時までビッシリと参加して,疲れ果てたところで,皆でパブへ.

「フィッシュ・アンド・チップスを食べたい」という私の我が儘に付き合ってもらい,フィッシュ・アンド・チップスを確実に食べられそうなパブを選んでもらった.

The Museum

フィッシュ・アンド・チップスを含むいくつかの料理をシェアしつつ,私は HAZY DAY と LEVEL HEAD を飲んだ.

期待通り,フィッシュ・アンド・チップスにはまったく味がなかった.これでこそイギリスだ.

国際会議最終日.3日間,缶詰で発表を聞いて大いに疲れたところで,シェフィールドでの最後の晩餐へ.店はお任せして,美味しそうなレストランを選んでもらった.

The Botanist Sheffield

擬似植物園のような店内だ.

とりあえず,ハッピーアワーで£1割引のビール PRAVHA を飲む.

ケバブ料理が有名らしく,どのテーブルでもケバブを食べていたので,我々もケバブを注文した.ステーキとプラウン(大エビ)のケバブだ.

私は,イギリスと言えばパイだと思っているので,パイもお願いした.

さらに,まだ食べてませんという方々がいたので,フィッシュ・アンド・チップスも.

こうして楽しく最後の晩餐を終えた.

緯度が高いので,夜8時を過ぎても明るい.

シェフィールド駅の反対側に丘があり,そこからの眺めが良いと聞いて,行ってみた.多くの人がいた.

再び,シェフィールド駅を通り,立派な市庁舎を見ながら,ホテルへ.

翌日の昼,マンチェスター空港に列車で向かう前に,駅構内にあるパブ Sheffield Tap へ.

Sheffield Tap には醸造所 Tapped Brew Co. があり,ここで醸造したビールを飲める.Pale Ale の TASMAN を注文した.タスマニアをイメージしたビールだろうか.

シェフィールド駅からマンチェスター・ピカデリー駅までの車内は蒸し風呂だった.列車に冷房がない.だからか,ネットで切符を購入すると,熱中症注意・不要不急の外出は控えろと書かれていたのは...

乗車前に水分補給しておいて良かった.先見の明がある.

マンチェスター・ピカデリー駅からマンチェスター空港駅までは,車内が空いていて,暑さもましだった.

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