1980年代流通の特級ボトルを2種類も持ち込んでいただき,第8回ウイスキーを飲む会を開催した.グレンフィディックとジョニーウォーカー・ブラックラベルだ.
当日はヒューマンシステム論分野講演会を開催したので,講演いただいた3名の先生方を交えて,研究について,ウイスキーについて語る会となった.

まず,特級ウイスキーについて説明しておく必要があるだろう.
かつての日本では,ウイスキーは酒税法上,特級,1級,2級に分類されていた.高級かどうか,美味しいかどうかではなく,どれだけ課税するかという観点での分類である.級別課税は1943年に導入され,1989年の酒税制度改正によって廃止された.1960年代には,ウイスキーはアルコール度数によって,特級:43度,1級:40度,2級:37度と3段階に分けられていた.1962年の酒税法では,基準税率(1klあたり)も特級:84万5,100円,1級:39万600円,2級:14万8,000円と大きく異なっていた.さらに,高価格のウイスキーには価格に応じた従価税もあった.1968年の改正では,従価税率はウイスキー特級150%,1級100%,2級65%とされ,特に高価な特級には220%という税率も設定されていた.
今回は,その特級ウイスキー2本が登場した.
ありがとうございます!
1本目は,Glenfiddich Pure Malt Scotch Whisky.グレンフィディック蒸溜所のシングルモルトで,年数表記はない.恐らく,1980年代前半から中頃にかけて流通していたボトルだと思われる.対応する現行ボトルはない.
2本目は,Johnnie Walker Black Label 12 Years Old “Extra Special”.恐らく1980年代後半のボトルだ.古いBlack Labelでは年数表記なしの”Extra Special”が存在し,その後1980年代になると,BLACK LABEL + EXTRA SPECIAL + 12 YEARS OLDという過渡期の仕様が登場した.その後”Extra Special”の表示が消え,現在につながる”Black Label 12 Years Old”が主体になった.このボトルはジョニ黒の歴史上でも,旧来のExtra Specialと現行の12年表記が共存していた時代のボトルである.

その他に私が用意したボトルは以下の通り.
ジョニーウォーカー ブラックラベル12年.新旧ボトル飲み比べのため.
ジョニーウォーカー ブルーラベル.ジョニーウォーカーの最高峰.
サントリー 山崎.ジャパニーズウイスキー代表.
グレンフィディック15年.現行品はないが,グレンフィディックの新旧ボトル飲み比べのため.
ラガヴーリン16年.アイラ島のピートが効いたウイスキーの代表.
シーバスリーガル25年.世界初の高級ウイスキー.
さらに,ドイツのウイスキーも持って来ていただいた.
とても楽しいウイスキーを飲む会になった.
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